『バターはどこへ溶けた』は預言の書だったのか

もはや定例ともなったバター騒動。近所のバローからきれいさっぱり姿を消したために本日は各務原イオンまで出かけましたがこちらもかなり品薄でいつも買っているものは入手できず代わりに小さくカットされたものを購入。これだとまたすぐに探し求めないといけないな。昔『チーズはどこへ消えた』とか『バターはどこへ溶けた』とかいう本が流行った気がしますがあれは預言書だったのでしょうか。もっともチーズ不足という話は聞こえてきませんが。この二冊の本をおちょくったミラノ生まれの中央線沿線住民ダリオ・マリネッティの中の人である岡崎武志さんが古ツアさんと組んで編集した『野呂邦暢古本屋写真集』なるものが盛林堂書房から発売されるそうです。古本屋の写真見て興奮する性癖の方はネット上では一定数確認されておりもちろん自分もその一人。40年位前の野呂がのぞいた古本屋たちの中には現在ではなくなってしまったところも多数あるでしょう。

石沢英太郎『博多歓楽街殺人事件』廣済堂文庫
大岡昇平『レイテ戦記』上中下 中公文庫
折口春洋『鵠が音』中公文庫
小林信彦『つむじ曲りの世界地図』角川文庫
夏堀正元『勲章幻影』中公文庫
平島二郎『世界建築史の旅』中公文庫
シュライエルマッヘル『宗教論』岩波文庫
フォイエルバッハキリスト教の本質』上下 岩波文庫

最近買った本は上記の通り。
石沢英太郎に至ってはもはや何のために集めているのかわからなくなっております。
現在の目から見ると古臭い風俗を題材にしており今でも通用するかといわれるとかなり疑問なのですが、それらの風俗に対してとにかく丁寧に書いていることと九州という地方を舞台にしていることに魅かれているのかな。