いそげ民博

土曜日が義母の三回会のため有休をとって金曜日から家人の実家へ帰り準備。
法事も滞りなく済み今回は全員忘れ物なく親戚の皆さんは帰宅されました(笑)というのも以前書いたかもしれませんが家人のほうの親戚はアラナイ(around90)が多いため一周忌の時は終わって送って行った後に財布やら鍵やらが残され再び届けるために……終わった後のほうが大変でした。
義父もこの日のための準備に気が張っていたので終わってしまうと気が抜けてしまうのではと心配なのですが、そこは唯我独尊のB型なのでまた何やら始めることでしょう。とりあえず仰せつかっているのは宝塚の清荒神にお札を返しに行くこと。なるべく早めに時間を作って連れて行ってあげないといけません。
本日はわずかな自由時間を使って国立民族学博物館で開催中の夷酋列像展を見学。中村真一郎『蠣崎波響の生涯』を読んで以来一度は現物を見てみたいと思っていたのですがフランスのブザンソンに収蔵されていて日本でもあまり有名でないので見ることはかなわないと思っていたのですが国内で、しかも家人の実家から行ける民博に来るとあっては行かないわけにはいきません。午後からの予定もあるのであまり時間は取れなかったのですが、アイヌの貴人たちの威厳がそれはそれは細かな筆致で表現されておりよく見てるなあと思いました。これもアイヌとの交易で成り立っていた松前藩の重職についていた波響ならではの視点なのでしょう。図録を買ったらB2サイズのポスターももらえました。150名様限りということなのでまだ150部売れていないのでしょうか。これは絶対買いです。

最近買った本。
宇月原の本はいったん全部売ったのにまた読み直したくなって結局全部買いなおしています。山田風太郎隆慶一郎の後継者候補はあまたいても国枝史郎を継ぐものと呼べるのはこの人しかいないのでは。どれでもいいので一度映像化しないかしら。
宇月原晴明『黎明に叛くもの』『安徳天皇漂海記』中公文庫
杉本秀太郎平家物語講談社