喜びも悲しみも幾数冊

先週のことですがやながせ一箱古本市に「古書あるるかん」として出店しました。東京にいたころに不忍ブックストリートや雑司ケ谷のみちくさ市を回っていたこともあっていつかは自分も本を売ってみたいと思っていたのですが初めてのことです。
家人と一箱ずつ出してみました。写真を見ればわかると思いますが二人の趣味が全面にあらわれ本の内容がくっきり分かれています。
一冊も売れなかったらどうしようとか10時から16時まで店番は飽きるかもという心配もあったのですがいざやってみるとかなり人が集まり、お客さんや他の店の方と話しているうちにあっという間に時間が過ぎていました。二人で70冊くらいは売れたでしょうか(冊数では家人に完敗)
売るのをやめておけばよかったと思うものほど売れていくのは当然の理、自分の趣味を褒められたようでうれしくもありさびしくもありますね。
そんな気持ちを乗り越えていくにはやはり本を買い続けるしかないのでしょうか。本日はアクティブGのエキナカ古本市、問屋町に移転した岡本書店とブックオフを二軒ハシゴ。
一箱で店番を家人に任せたすきに買った本も合わせてこの通りです。

ジョン・ダニング『失われし書庫』ハヤカワ文庫
宮城谷昌光『風は山河より6』新潮文庫
佐野眞一『新忘れられた日本人』ちくま文庫
佐野眞一『遠い「山びこ」』文藝春秋
新田次郎新田義貞』上下 新潮文庫
丸谷才一『日本文学史早わかり』講談社
丸谷才一『ゴシップ的日本語論』文春文庫
丸谷才一『思考のレッスン』文春文庫
J・M・バスキアバスキア』角川文庫
田中小実昌『コミさんの二日酔いノート』旺文社文庫
田中小実昌『ポロポロ』中公文庫
小村雪岱日本橋檜物町』中公文庫
久生十蘭『往郷遁走曲』教養文庫
野尻抱影『星アラベスク河出書房新社
佐々木マキ『ピクルス街異聞』青林堂
浅見雅男『皇族誕生』角川文庫
荒俣宏『図像探偵』光文社文庫
茂木大輔『オーケストラ楽器別人間学新潮文庫
里村欣三『河の民』中公文庫
出久根達郎『ええじゃないか』中公文庫