ああ、もう七月

出張ついでに神保町に寄ったり、京都の善行堂に顔を出したりできたので6月の収穫はまずまずではないでしょうか。

安藤忠雄『家』住まいの図書館出版局
NHK岩手放送局編『いわて美術散歩』
須賀敦子ユルスナールの靴』河出文庫
足立巻一『虹滅記』朝日文庫
川崎長太郎『淡雪』新潮社
河村錠一郎『コルヴォー男爵』小沢書店
西尾勝彦『言の葉』ブックロア
三上延ビブリア古書堂の事件手帖3』メディアワークス文庫
「アピエ」19
「ブック5」

買ったり読んだりすれば当然書きたいこともたくさん出てくるのですが、時間と筆力に問題がありうまく書けないのがもどかしい。『虹滅記』なんかは荷風の『下谷叢話』や安岡正太郎の『流離譚』などと並ぶ自分の血脈評伝の傑作ですので人に薦めたくてうずうずします。