素晴らしい引きこもり


23日の勤労感謝の日もアパートから一歩も出ず過ごしましたが本日も引きこもり三昧。今月前半に知恩寺の古本祭り行ったり有休とって寺社巡りしたりして散財しすぎたおかげで緊縮財政を強いられているだけなのですが。これでETCの明細が届いたら赤字はさらに拡大するでしょう。まあ、職はあり家賃も払えているし三食ありつけているし借金はなし。少しくらい赤字でも生活は回っていきます。
というわけで部屋でおとなしく読書アンド昼寝。申し遅れましたが少し風邪気味でもあります。実家へ顔出せば孫にうつるから来るなと両親や兄妹に言われること疑いなし。

大竹聡『酒呑まれ』ちくま文庫
小玉武洋酒天国とその時代』ちくま文庫
なぎら健壱『東京路地裏暮景色』ちくま文庫
三島邦弘『計画と無計画のあいだ』河出書房新社
三上延ビブリア古書堂の事件手帖2』メディアワークス文庫
中村健之助・中村悦子『ニコライ堂の女性たち』教文館
小嵐九八郎『真幸くあらば講談社文庫



大竹聡なぎら健壱の本には高田渡への追悼が書かれているのでベストライブを聴きながら。当たり前だから誰も書かないと思うのですが完全にアル中ですよね(笑)どうして放置しておいたのでしょうか。なぎらさんの街歩きは懐かしい場所が多く書かれています。とくに深川近辺は職場とマンションのすぐ近くをうろついていたようで楽しくなります。そういえば好きだった蕎麦屋や定食屋を紹介してましたね。もしかして近い席にいたのかもしれません。
ニコライ堂の女性たち』はどうも今年はニコライづいているので購入。清貧な生活を送る女性が多い中、エレナ瀬沼郁子の生き様は群を抜いて人間臭くて笑えます。彼女の恋愛至上主義正教会も彼女に振り回されっぱなし。大河ドラマ新島八重じゃなくて彼女を主人公にしたらさぞ面白いものになるに違いありません。もっとも苦情殺到すると思いますけど……
真幸くあらば』はかなり以前から読みたいと思っていたのですがなかなか姿を見なかったのを文庫で発見。昨年御徒町凧監督、森山直太朗音楽で映画公開したのでそれに合わせての文庫化のようです。話題になってもおかしくないはずなのですが全然噂が聞こえてこなかったところを見ると映画の評価は……