絶対安静



出張や棚卸が重なりハードな一週間でした。疲れがたまって土曜の営業会議で鼾かきながら居眠りしていたのをたしなめられたのはご愛嬌ってことで……。いつもなら気づかれないように寝てるんですけどね。
本日は休養に勤めました。一度も部屋を出ず引きこもりって。ああ、一度だけ部屋を出ましたね。風で飛ばされた洗濯物をとりに……。

最近買った本
小林信彦『流される』文藝春秋

存命の作家にこういうこと言うのは失礼だとは思うのですが『東京少年』『日本橋バビロン』と続いてこの母方の祖父を題材にした作品と2000年代に入ってから小説家としての身辺整理をしてきたように思われます。東京人としての自分史をそれまでよりずっと露骨に出すようにしていますが正直言ってそれはエッセイのほうで十分ではないのかな。元々『和菓子屋の息子』とか『ぼくたちの好きな戦争』とかうまく小説化した傑作があるわけですし。読者としては否が応でも晩年という言葉を意識してさびしい気持ちになります。

写真は9月の連休に奈良へ行ったときの壺坂寺と橘寺。