西村伊作と川喜田半泥子

地震の影響だけでなく新年度へ向けての計画や人事の裏工作などに忙しく、さらには問題児が問題を起こすものだから余計な仕事が増え帰宅してからもほとんど本を読めない一週間でしたので昨日今日の連休は貴重な読書タイム、家事もそこそこに本を広げています。
黒川創『きれいな風貌 西村伊作伝』読了。西村伊作については藤森照信の著書で建築家としてと大逆事件の大石誠之助との関係で社会活動家教育家として興味を持ったのですが、生い立ちの中から両親との別離と祖母との関係、若くして家業を継がなければいけなかったことが川喜田半泥子と似ていますね。世間より自分の感性を優先するところもそっくりです。ただし半泥子は作品に破天荒さが出ているのに対し伊作は生き方が破天荒。詳しく調べるともっと面白いことになるかも。しかし最近ドン・ザッキーや松本竣介など伝記ばかり読んでいる気がします。