ビブリア古書堂の事件手帖

剛力彩芽主演でドラマ化したことは多分なかったことにされている『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ待望の5巻が発売されて早速購入しました。今までとの一番の違いは何と言っても表紙に描かれた主人公の栞子さんがようやく眼鏡をかけていることに尽きます。
そこ重要なの?

と聞かれたらためらいなく答えましょう。重要だと。
いや、別に自分がメガネっ娘が好きとか嫌いとかの嗜好の問題ではなく、本文中では近視なはずなのに表紙では裸眼で読書しているのはおかしいではありませんか。表紙が本文と全然関係ない本は多々ありますが少なくともこの小説の場合は明らかに本文と関連があると想起されるイラストを使っていながら本文の描写を無視しているなんて間違っている!

というようなことを力説したら家人には思いっきり白い目で見られました……
これも「誤解でしあわせになれるなら、誤解で満足できるなら、僕は誤解を愛する」(本文より)ってことでしょうかね。
内容について言うと今はなき雑誌「彷書月刊」がストーリーの中で重要な役割を担っているのがうれしい話。この雑誌古本好きで知らない人はいないと思うのですが、私が定期購読すると休刊になるというジンクスに勝てず300号で幕を下ろしました。

そのほか買った本は佐藤優関連
三上延ビブリア古書堂の事件手帖5』メディアワークス文庫
佐藤優同志社大学神学部』光文社
佐藤優 中村うさぎ『聖書を語る』文春文庫