奈良も歩けば鹿に当る


先週久々に奈良に行ってきました。実際にはぶつかったりしませんけどね。鹿には。
むしろこんな駄句のほうがぴったり来ます。

梅雨曇り 油断してたら 鹿のふん

踏まないように注意して歩いていましたが皆あまり気にしていないようでしたね。特に鹿と一緒に写真に写りたい方々はかなりの高確率で踏んでいました。これも旅の恥はかき捨てならぬ旅のフンは踏み捨てなのでしょうか。
今回の旅の収穫は北円堂の無著像が辛坊治郎似、世親像が国村隼似であることを発見できたことと智林堂書店を訪問できたことでした。池田彌三郎と木村晋介はそこで購入。ワイントラヴの『ビアズリー伝』中公文庫も欲しかったのですがまたどこかで出会えるでしょう。

池田彌三郎『まれびとの座 折口信夫と私』中公文庫
木村晋介『キムラ弁護士がウサギ跳び』角川文庫
高峰秀子『にんげん蚤の市』文春文庫
出久根達郎『えじゃないか』中公文庫
岡崎武志『昭和三十年代の匂い』ちくま文庫
小林泰彦小林泰彦の謎と秘密の東京散歩』JTBパブリッシング
森まゆみ『明るい原田病日記』ちくま文庫