鞄の中に『真珠郎』

11/3に各務原ブックフェスティバルで角川文庫の横溝正史を二冊購入してから仕事中も鞄の中に入れて営業に回っていました。東京にいたときのように地下鉄に乗っているわけではないので移動中に読めるわけではないのですが読む時間がなくとも鞄の中に本が入っているかいないかでその日の気分がまるで違ったものになります。ましてや杉本一文の妖しい表紙ともなれば毒薬を潜ませているようなもの、つまらない仕事の合間に密事を企てているような空想をしながらその日その日をやり過ごせます。こんなことぐらいでしか会社に対する不満を消化できませんけどね。そういう意味では純粋な悪の化身真珠郎がうらやましい。うちの会社にも欲しいな真珠郎のような人材が(笑)

そのほかあちこちで買った本はこちら。
岡崎武志さんの『上京する文學』と本の雑誌別冊『古本の雑誌』は新刊。岐阜では見ないので京都は善行堂へ顔を出した折に購入。『古本の雑誌』は岐阜では徒然舎さんで買えます。
来週は鞄の中に『羆嵐』をしのばせる予定。ヒグマが会社を襲撃してくれないかなぁ。

荒俣宏『図鑑の博物誌』集英社文庫
新田次郎『梅雨将軍信長』新潮文庫
西江雅之『旅は風まかせ』中公文庫
岡崎武志『上京する文學』新日本出版社
本の雑誌編集部『古本の雑誌本の雑誌社
ピーター・フランクル『ピーター流らくらく学習術』岩波ジュニア新書
古山高麗雄『プレオー8の夜明け』講談社
広田不孤斎『骨董/裏おもて』ダヴィッド社
河上秀『留守日記』筑摩書房
横溝正史『真珠郎』角川文庫
横溝正史『幽霊座』角川文庫
伊馬春部『桜桃の記』中公文庫
吉田健一『怪奇な話』中公文庫
吉村昭羆嵐新潮文庫