残す仕事は大掃除

年末の挨拶回りのあいだに宮崎出張もあったりとバタバタしていましたが工場の棚卸も終え仕事は残すもあと一日、何ごともなく事務所の大掃除をやりたいものですがどうなることやら。ちなみにアパートのほうは全く手つかず。年賀状も仕事納めがすんでから書き始める予定です。

あわただしすぎて古本屋へ全然顔を出していませんが、新刊は下記の通り購入。ロジェ・グルニエは90歳を超えたようですがまだまだ健在で安心です。地味ですが妙に気をひかれる作家の一人。もっともっと翻訳されてもおかしくないと思うのですがなかなか出ません。
法月は新刊が出れば必ず買う数少ないミステリ作家。とことん論理にこだわる作風は一般受けしないかもしれませんが読んで損はしません。
岡崎さんの本、すぐに読みたくて仕事中に本屋へ寄るも置いてなく、定時にタイムカードを押し柳ヶ瀬百貨店内にあるおそらく岐阜で一番の品揃えの店に駆け込んでも発見できず、柳ヶ瀬非公式キャラクター“やなな”が子供相手に手を振っている姿に八つ当たりしたい衝動に駆られたのですが後日他店で無事入手。古本および業界、好事家またはその周辺にいる人々への限りない愛の注ぎ込まれたこの本は全ての書店に平積みするべきです。もし自分が橋下大阪市長ならぬ岐阜県知事か市長だったらそんな条例を作りたい……

ロジェ・グルニエ『写真の秘密』みすず書房
法月綸太郎『キングを探せ』講談社
坪内祐三『探報記者松崎天民筑摩書房
岡崎武志『古本道入門』中公新書ラクレ
鹿島茂『蕩尽王、パリをゆく 薩摩治郎八伝』新潮選書
奥本大三郎『斑猫の宿』中公文庫