ご無沙汰ですが生きています


ご無沙汰ですが何とか生きています。
ここをわざわざ定期的に訪れる人もいないでしょうから書こうが書かまいがどちらでもいいのですが、ここまで間隔が空いたのは多分初めてでしょう。理由は忙しかったからではなく……暑さにより怠けていただけです。更新だけじゃなく仕事も本も……本当に何もしていません。出社から退社まで机の前にいるだけ、帰宅してもごろごろ本も読まずごろごろ転がり知らないうちに眠りにつくという社会人としてどうなのかという以前に人間としてどうなのかという生活を繰り広げていたのですが8月に入りさすがにちょっとまずいということでお盆休みは下鴨の古本祭りや白川郷へ行ったりして少しは活動しました。しかし何かが足りない、忘れていると本日新しく購入したPCを設定しつつ考えていたのですがそれは「実家」でした……このアパートから車で数分なんですけどね。ちなみに墓参りは実家の真ん前が墓地。ついでに先月末に二人目を産んだ妹もしばらく滞在しています。
夕方恐る恐る顔を出すと妹から「どうせ興味ないんでしょう」と先制パンチが。い、いやありますよ、かわいい二人目の姪じゃありませんか。それにお年玉や進学祝いなど将来の出費に大きく係ってくるのに興味がないはずありません。上の子と同じく額が義弟に激似で笑っちゃいますが。兄夫婦と甥っ子も遊びに来ています。こちらも来月予定日。一族郎党の繁栄は誠に喜ばしいことであります。自分に何かあっても誰かが何とかしてくれるでしょう。

下記の本は下鴨、善行堂およびブックオフ、アマゾンで購入した数々。あまり購入した記憶はないのですがさすが二か月も更新していないとたまっていますね。読むのはいつになるのかわかりませんが。

庄野英二星の牧場』角川文庫
津野海太郎『歩くひとりもの』ちくま文庫
蝦名則『えびな書店店主の記』港の人
草森紳一『記憶のちぎれ雲』本の雑誌社
林洋子『藤田嗣治 本のしごと』集英社新書
海猫沢めろん『零式』ハヤカワ文庫
野宮真貴『おしゃれに生きるヒント』イースト・プレス
野宮真貴ドレスコードのすすめ』DAI-X出版

石射猪太郎『外交官の一生』中公文庫
稲森道三郎中勘助の手紙』中公文庫
志多三郎『街の古本屋入門』光文社文庫
都筑道夫『新顎十郎捕物帳』講談社文庫
都筑道夫『神変武甲伝奇』角川文庫
長尾三郎『週刊誌血風録』講談社文庫
中丸美繪『嬉遊曲、鳴りやまず 斉藤秀雄の生涯』新潮社
福田和也『乃木坂血風録』新潮文庫
堀口すみれ子『虹の館 父・堀口大學の想い出』かまくら春秋社
森まゆみ『明治快女伝』文春文庫
森まゆみ『大正美人伝』文春文庫
良知力『青きドナウの乱痴気』平凡社
図録『国吉康雄展』2004
彷書月刊2002.10弘隆社
上林暁『星を撒いた街』夏葉社

それぞれの本にコメントしていると長くなりすぎるので最後の一冊だけ。一人出版社の雄夏葉社がわれらが善行堂店主選で出した上林暁の『星を撒いた街』は触れるのがもったいない情にあふれた装丁と味わい深い文章がマッチした逸品です。ぜひご購入を、って言ってもここを読む人はほとんどいないから宣伝にはならないな〜